睡眠時無呼吸障害になる要因とは 睡眠についての情報
睡眠時無呼吸障害になる3つの要因とその対処方法についてご紹介します。
要因その1 のどの内側に脂肪がついている
まずのどに脂肪がつくことで、気道が必要以上にせまくなり、空気の流れる通りが簡単に乱れてしまうため、いびきが出やすくなります。人間は太るときにこれは一人ひとり違ってきますが、のどにも脂肪がつきます。不摂生で脂肪が積み重なることで、いびきをかくだけではおさまらず、無呼吸を引き起こすことにも繋がってしまうのです。
10代、20代の頃はいびきをそんなにかかなかったのが、30代もしくは40代でいびきをかくようになった、無呼吸になったという方は、若いときと比べて肥満になっていることになります。太ってしまうというのは年齢を重ねることでよくあることですが、そのまま太り続けてしまうことで、身体中の気になる箇所に脂肪がつき、内側にも肉がついて、睡眠時無呼吸症候群となりやすくなるのです。
日本人の場合ですと、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まる数値としては、BMI25以上といわれております。これは睡眠時無呼吸症候群の方の7割がBMI25以上といわれていることから、この数値を一つの目安として見るのがよいでしょう。
ちなみにBMIの計算方法としては、
BMI=体重(kg)÷身長(cm)÷身長(cm)になりますので、自分大丈夫なのか計算してみて下さい。
要因その2 顔の骨格によるもの
日本人は欧米人と比べ顔の骨格に違いがあります。それはあごです。日本人のあごは欧米人と比べ小さい人の割合が多いといわれております。ではあごの大きさと睡眠時無呼吸障害と何が関係しているのかというと、舌の位置が気道近くにあり、舌が気道に近いことで、それだけ気道は狭くなっています。狭いことで無呼吸が引き起こされやすいという事なのです。
前回の要因としてのどの脂肪が要因とご紹介させていただきましたが、もちろんこれに
当てはまる方も多いですが、日本人の睡眠時無呼吸障害の約4割近くは、顔の骨格が関係しているといわれております。また小顔であったり、平面的で細長い顔立ちの方は引き起こしやすいとも言われております。
同じ日本人顔でも彫りが深く、見るからにしっかりした顔立ちは縄文顔の方は睡眠時無呼吸症候群にはなりづらく、今回対象となるあごが小さく、細長い顔立ちである弥生顔には睡眠時無呼吸症候群になりやすいといわれております。(あくまで骨格だけの話ですが、、、)
要因その3 扁桃肥大による影響のもの
一般的に扁桃というと、のどの両サイドにある口蓋扁桃のことをいいます。扁桃肥大というのはこの口蓋扁桃が大きくなることを指します。ではなぜ肥大してしまうのか、それは体質的な問題もありますし、成人後に急性扁桃炎にかかることで肥大するといわれています。この口蓋扁桃が肥大することで空気の通り道が狭まり、睡眠時無呼吸症候群にかかってしますというわけです。対処方法としては、口蓋肥大は適性があればですが、手術により対処する方法が一番良い方法でしょう。ただ、手術したからといって睡眠時無呼吸症候群が治るかとなるとそうではありません、前回記事に紹介している、肥満によってのどに脂肪がついている、顔の骨格による可能性によって引き起こされる場合もありますので、完全に治るという保証はできません。
今回、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす要因をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。体質的な問題もあるかと思いますが、気になる方はこちらをご参考いただき、自分がどれに当てはまるのかをご確認頂ければ幸いです。
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