
朝目覚めるときにすぐ起きられず布団から出られない・二度寝してしまうといった悩みは誰もが体験したことのある睡眠の悩みではないでしょうか。目覚まし時計を止めて、寝ることを繰り返してしまった。なかなか起きられず、ギリギリの時間となってしまい、準備がバタバタになるような日々を繰り返していませんか?
最近では、スマートホンのアラームを目覚ましとして利用している方が増えてきていると思います。しかしスマホのアラームを設定していても気が付かないまま寝坊してしまったという声を聞きます。
そんな朝の目覚めに悩みのある方のために、悩みを解決してくれる目覚まし時計についてお話していきます。目覚まし時計の歴史をはじめ、おすすめの目覚まし時計、効率的な目覚ましのセット方法などをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目覚まし時計のルーツとは
時計が歴史上に現れたのは紀元前2000年エジプトの影を利用した「日時計」であると語られています。その後「水時計」や「ろうそく時計」といた時計が生まれていきました。紀元前500年から紀元1世紀ごろになるとプラトンが水時計を応用した目覚まし時計を発明したと言われています。プラトンの目覚まし時計はサイフォンのような仕組みになっていたそうです。夜に水を注ぎ始めることで、朝になると最後の容器が水で一杯になり、水が溢れだします。溢れた水の力を利用することで、銅の球がたらいの上に落ち音が鳴ったといわれています。一方の説では、最後の容器が密閉容器となっており、容器に入っている空気が水により押し出されることで笛をならし朝を伝えたようです。彼が作った学校であるアカデメイアの生徒達は水時計の目覚ましを合図に起床したそうです。
機械時計が日本に入ってきたのは1551年、中世ヨーロッパから日本に来た宣教師フランシスコザビエルによって持ちこまれたものが最初であると言われています。江戸時代になり、鎖国が始まったことで和時計として独自の進化を遂げることとなります。
アラームが鳴る機械式の目覚まし時計が最初に発明されたのは、オスマン帝国時代、技術者「タキ・アルジン」によるものであるといわれています。1559年にアルジンによって書かれた本には、設定された時刻に鐘を鳴らすアラーム時計の仕組みが解説されています。決められた時刻に睡眠から目覚めようとする研究はこの時代から始まったといえるでしょう。
1970年代に入ると時計はアナログからデジタル化へ移行し、ヨーロッパの特にスイスで盛んであった時計産業のベースは日本へと移ってきました。舶来品である目覚まし時計は個人で使うには高価であったものの、明治30年代に「ベビーアラーム」と呼ばれる金属製目覚まし時計の国産化に成功とともに、安価な目覚まし時計は一気に庶民へと普及していったといわれています。
今では当たり前のように私たちの睡眠を支える目覚まし時計ですが、長い歴史とともに誕生したものなのです。
寝起きの悪い方におすすめする目覚まし時計
時計の歴史を知った後は、快適な目覚めを提供する最新の目覚まし時計についてみていきましょう。目覚まし時計というとアラームのイメージが強いかと思いますが、ただ単に音が鳴って止めるだけの時計ではなかなか起きることができないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方におすすめする目覚まし時計をご紹介します。
「フライングアラームクロック~空飛ぶ目覚まし時計~」
見た目はドラえもんのタケコプターを連想させる形をしています。特徴としてはセットした時間になるとプロペラが飛んでいき、そのプロペラを捕まえて本体に差し込まないとアラームが止まらないということです。
アラーム音はすさまじいサイレンの音なのでびっくりします。しかもスヌーズ機能が付いているので1度プロペラを差し込んで二度寝してしまっても再度サイレンとともにプロペラが飛んでいきます。加えてプロペラの回転音も鳴り響きます。プロペラはどこに飛ぶか分かりませんので、同じ動きで慣れてしまう心配もありません。
実際に使用した方の口コミでは「サイレン音とプロペラの回転で起きる風で目が覚めた」「値段も安く二度寝をしなくなったので満足」といった意見があります。大切な試験や会議などに遅れてしまうといった経験のある方にぜひ試して頂きたい目覚まし時計です。
「NANDACLOCKYナンダクロッキー~走って逃げる目覚まし時計~
同じくアラーム音を止めることの難しい目覚まし時計をご紹介します。走って逃げる目覚まし時計という名の通り、NANDACLOCKYナンダクロッキーの本体両端にはタイヤが装着されており、アラームが鳴り始めると走り出します。
マサチューセッツ工科大学のメディアラボに所属するガウリ・ナンダという学生が考案したこの時計はブログやテレビ番組でも紹介され話題を集めた目覚まし時計です。コンパクトな見ために反して、60センチの高さから落ちても問題ない丈夫な作りをしているので、ベットサイドや机の上において使用することが可能です。時間になると大きなタイヤが動き、転がり落ちることで床やカーペットなど部屋中を逃げ回ります。時計を停止させるためには動きまわることになりますので、朝の目覚めとともに身体を動かすことも可能です。
本体のカラーは、ホワイト、アイボリー、アクア、ラズベリー、ブラック、マスタード、ココ、クロムなど豊富なカラーバリエーションがありますので部屋のインテリアに合わせたカラーを選ぶことができます。また、スヌーズ機能として、1~9分ごとにアラームを鳴らしていくことも可能です。まるでロボットがしゃべっているようなアラーム音が快適な目覚めをお手伝いします。
実際に使用した方の口コミは「アラームの大きな音量と逃げ回る本体を追いかけることで二度寝がなくなりました。」「子供のプレゼントとして渡しましたが気に入って毎日楽しそうに使っています。」などがあります。大人から子供まで使える目覚まし時計です。
「ガンアラームクロック」
シューティングゲームが好きな方やお子さまにぜひおすすめしたいガンアラームクロックは、設定した時刻になるとアラームが鳴り、標的となる的が起き上がります。的の真ん中を打ち射抜いてアラーム音を止める仕組みです。起きてすぐに的の中心を打つことはなかなか難しいため真ん中を射抜いてアラームが鳴り終わった頃には目も覚めていること間違いなしの時計です。
この時計は目覚まし時計としての役割だけでなく、シューティングゲームとして遊ぶことも可能です。目覚ましの射撃モードではノーマルとハードの2つあり、ノーマルは1回命中すればアラームが停止しますが、ハードの設定を行うと5回命中しないことにはクリアとならず、アラームを止めることはできません。二度寝防止間違いなしの商品です。
実際に使用した方の口コミは「銃声の後に薬きょうが転がる音まで再現されており、楽しく目が覚めることができる。」「思っていた以上に大きなアラーム音にびっくりして起きました。」「子供が喜んで毎日起きてくれます。」といった意見があります。
ゲーム感覚で利用することができますので、朝起きるのが楽しくなりそうですね。
「ソニックシェーカー~携帯型振動式目覚まし時計~」
近所迷惑になるし、大きな音のなる目覚ましを使うのは気が引けるという方にお勧めなのが、バイブレーターの振動を利用した目覚まし時計です。スマートホンのアラームを利用されている方のなかにはバイブレーターでは起きられないのではないかと思う方がいらっしゃると思います。ところが、この目覚ましの振動はスマホと比べものにならないほど強力です。専用ケース付きで出張や旅行といった場合にも活躍する目覚まし時計となります。
実際に使用した方の口コミは「振動がすごいので何をしても起きない子どもが起きました」「びっくりするような振動で起きられました」「2ヶ月使用して起きられなかったことは一度もありません」といった意見があります。大きな音量を鳴らせないところでの仮眠をとる方にもおすすめしたい商品です。
効果的な目覚ましの使い方
目覚まし時計でなかなか起きることができないという方の中にはアラームの使い方を間違えているのかもしれません。深い睡眠から起きるための効果的な目覚ましの使用方法についてご紹介します。
スヌーズ機能の活用
スヌーズ機能は二度寝を防止する便利な機能です。最初のアラームから再度数分後にアラームが鳴り続けるためアラームをかけても起きられないという方はぜひ使ってみてください。スヌーズの間隔を調整することも可能です。アラームごとの間隔が近すぎると面倒に感じることもありますし、間隔が開き過ぎることで起きられなくなってしまうこともあるかもしれません。どのくらいの時間がると二度寝しやすいのか試して調整してみるとよいでしょう。
起床時間の1時間前に1度目覚ましを鳴らす
この方法は二度寝してしまう方におすすめしたい目覚まし時計の掛け方です。1度起きた後にまた寝る二度寝の時間は幸せを感じている方は少なくないのでしょうか。そんな方は二度寝をやめるのではなく、二度寝を見越して、起床1時間前にアラームをかけてみて下さい。二度目覚ましが鳴ることで、目覚めやすい状態を作ることも可能です。
アラーム音を定期的に変える
アラーム音により睡眠から目覚める瞬間は脳に大きな負担をかけているといわれています。
アラーム音は無意識にうちに脳に不快な音としてインプットされていきまし。毎日同じアラーム音を使用するということは毎日不快な音で目覚めることとなるのです。アラーム音を定期的に変えることですっきりと目覚めることができることもあるようです。また、アラームとして自分の好きな音楽を選択することもお勧めです。
以上が目覚まし時計に関する情報でした。目覚まし時計は睡眠をとる際に欠かせないものです。朝起きることはつらい時もありますが遅刻しないためも、睡眠リズムを狂わさないようにするためにも目覚まし時計の役割は大切です。上手に目覚ましを利用し快適な睡眠を手に入れて下さい。
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