「病院で処方される睡眠薬の基礎知識!(副作用編)」 睡眠についての情報
病院で処方されている睡眠薬は睡眠障害を改善してくれる即効性のある方法です。不眠でどうしようも無いときに自分に合った薬を服用することで体は睡眠状態に入り、眠りにつく効果を持っています。ですがいいことばかりではありません。睡眠薬の副作用で起こるデメリットもきちんと理解し、医師の診断の上、正しく服用しましょう。
翌日の持ち越し効果
睡眠作用が次の日に持ち越してしまい、朝起きることが出来なかったり、日中の体のダルさ、眠気、ひどいときには吐き気や、めまいが起こるケースもあります。これは「中間作用型」や「長期間作用型」といった作用時間の長い睡眠薬を服用した時に多くみられる症状です。
服用後記憶が無くなる記憶障害
薬を飲んで寝るまでの間の出来事を忘れてしまうと言った症状が起こる場合もあります。ですが、記憶喪失のように重度の記憶障害では無く、服用後家族と会話をしたり、メールの内容を覚えていないといった軽い症状なので服用後はすぐに寝ることを心がけましょう。
この症状は長短時間型の「ハルシオン」などの睡眠薬に良く現れることが多いです。
筋肉に力が入らなくなる筋弛緩作用
長時間作用が続く睡眠薬にはこの筋弛緩作用の症状が出ることがあります。この症状はふらつき、めまいなど、筋肉に力が入りにくくなり、起床後のふらつき転倒を引き起こしてしまうなど大変危険な副作用です。朝方、力が思うように入らないと感じたら無理に動かずゆっくりと行動するようにしましょう。
「もう睡眠薬が無いと眠れない」反跳性不眠
反跳性不眠とは睡眠薬を服用することによって、満足いく睡眠が得られる段階で突然服用をやめてしまうと、以前より強い不眠状態に陥り長い期間睡眠障害に悩まされてしまうことを反跳性不眠と言います。これは作用時間が短いほど起こりやすく気づくと睡眠薬が癖になってしまっているケースがほとんどです。薬に頼るだけで無く普段の生活から不眠症を改善していくことが反跳性不眠を引き起こさないポイントになります。
多量の睡眠薬を用いると起こる奇異反応
多く睡眠薬を服用すると不安や、緊張が高まったり、意思とは反した攻撃的な行動を取ってしまうことがまれにあります。これを奇異反応と言い副作用の中で最も危険な症状です。特にアルコールと睡眠薬を同時に摂取してしまうと思いがけない副作用が起こり病院に救急搬送されたケースもあります。
このように睡眠薬は一時的な不眠を解消してくれますが、そして同時に危険がたくさんあることを忘れないでください。睡眠薬を用いる際は必ず医師の診断の元、服用して下さい。
「病院で処方される睡眠薬の基礎知識!(副作用編)」 睡眠についての情報
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