「睡眠に適した温度と湿度とは？」　睡眠についての情報

睡眠にも適正な温度と湿度が存在します。特に夏は気温が高くなり睡眠に入りづらくなってしまいます。そんな時クーラーや扇風機を付けると思いますが自分が快適だと思う温度と良い睡眠が取れる温度は全く異なります。

睡眠の適切温度とは？

室内の理想的な室温は、季節によって異なります。寒い冬は16~19度、気温の高い夏は26度以下が適切温度だと言われています。布団の中の理想的な温度は季節を問わず32~34度前後です。何もせず室内が理想的な温度に整えられている場合、冬は厚めの掛け布団で暖を取りましょう。夏は薄手のタオルケットを一枚掛けるだけで、布団の中を快適な温度に保つことができます。

冬場の気温の注意点

冬場の注意点は、気温が下がり室内の温度が低くても布団をたくさん掛ければ問題ないと思われていることです。ですが、布団の中と外の気温差が激しいと布団内の温度が調整しづらくなる結果、快適な温度をうまく保てず風邪を引いたり、起床時に血圧が上昇する恐れがあります。それに加え、布団の重さで寝返りが打てなくなり質の悪い睡眠になってしまうのです。なるべく室内は先ほど述べた温度に設定して睡眠を取るよう心がけましょう。

夏場の気温の注意点

夏場の睡眠を快適にする室内温度は26度以下ですが具体的に言うと上限が28度、低くて25度と言われています。室内の温度が28度の場合、湿度は約80％。暑いなと感じますが何とか眠れる温度です。ですが室温が28度より高くなってしまうと、湿度が高くなりすぎて、ムシムシして寝付けないといった現象が起こってきます。25度までならどのような湿度であっても快適に眠れる温度と言えます。
ですが、夏は室内を28度以下に保つことは難しいですよね。そこで一般的な対処法としてクーラーや扇風機を使うと思います。ここでも注意が必要です。クーラーを一晩中付けることによって体を冷やし過ぎてしまい体調を崩してしまう恐れがあります。また、体の冷えにより、良い睡眠がとれず疲れが残ってしまうのです。温度は必ず26~28度の間に設定し体を冷やし過ぎないように注意しましょう。

そのほかにも、扇風機を当て部屋の温度を適切に保つ方法があります。この場合は扇風機の風を直接体に当てるのではなくいったん壁に当てて跳ね返ってきた風を肌に充てるようにしましょう。そうすれば直接の冷えを防ぐこととなり、室内温度と体感温度のバランスがとれ快適な眠りに入ることができることでしょう。

「睡眠に適した温度と湿度とは？」　睡眠についての情報