睡眠検定の内容や料金、受検に関して
睡眠に関する知識を得ることが出来る資格は多数あり、その中でも日本睡眠教育機構も、睡眠健康指導士という資格を得ています。この資格を得ると、セミナーなどを行ない、睡眠に関する正しい知識を広めていく事が出来ます。
そして、日本睡眠教育機構では実はもう1つ睡眠に関する認定制度を設けており、これが睡眠検定です。こちらは、個人レベルで活用するような睡眠に関する知識の認定制度であり、自分の睡眠知識を向上させるような場合に役立ち、睡眠健康指導士の資格を得る前の、入門的に、睡眠に関してどこまで知識を理解したか、チャレンジするのにも役立つのです。
睡眠検定について
睡眠検定は、正しい睡眠知識をどれだけ理解しているかを評価できる、インターネットを使ったオンライン受検方式の検定です。正しい睡眠知識の普及を図るため設けられており、自己学習により睡眠知識の習得を行い、自身で知識レベルを評価するための検定です。自分で学び理解したうえで、受検してみることをおすすめします。
睡眠検定は、入門編、そして3級、2級、1級とあり、階層が上がるごとに難易度は高くなります。入門編は、無料で受検することができ、基本的な睡眠知識レベルの確認を行うたための、そしてWEB上の検定の仕組みに慣れていただくための基本の検定です。3級からは、有料となり受検後は合格不合格に関わらず、一度決済を行うと返金はできません。
・睡眠検定
正しい睡眠知識の啓発活動の一環として設けて実施しており、日本睡眠機構が独自に行う検定です。この検定に合格すると、睡眠に関しての正しい知識を理解でき、自分の睡眠を良くする、身近な人や会社、医療機関などで働く人たちの健康づくりをサポート出来るレベルの睡眠知識を身につけられ、深く理解していることを示す一定の評価となります。検定での問題は、日本睡眠機構の「睡眠検定ハンドブック」を基本としていますので、合格を目指す方は、このテキストを使用して勉強すると良いでしょう。
入門編は無料となっていますので、まずはご自身の腕試しとしてチャレンジしてみても良いでしょう。ただ入門編と言っても、勘だけでは検定を合格するのは難しく、睡眠のメカニズムとか快眠のための知識などを学んでチャレンジしないとなりません。
睡眠検定を使った専門の職種というものはありませんが、自分の睡眠環境を改善するための知識とする、どこまで睡眠に関して理解しているか知るために受検するなどの場合があります。
・睡眠検定の種類
入門編 : 睡眠に関わる一般常識レベルの内容です。睡眠検定ハンドブックや睡眠健康大学のコラムのレベルの知識が求められます。
3級 : 睡眠の科学的基礎レベルの内容です。睡眠健康指導士初級の講義レベルであり、この初級を取得する方の腕試しとしても役立ちます。
2級 : 睡眠の科学的基礎や睡眠知識の応用、そして指導レベルの内容です。睡眠健康指導士上級の講義レベルなので、上級の資格を得る方の腕試しとしても役立ちます。
1級 : 2級に加え、主な睡眠障害とその予防方法、睡眠薬の効用と注意点、このような医学的知識レベルを含む内容です。
睡眠学を学ぶ意義
睡眠は人が生きる上で欠かせない活動であり、睡眠をしっかりとらないことは生命の存続に関わるといえるかもしれません。その役割や重要性などと、様々な知識が知られるようになったのはごく最近のことです。睡眠は、ただ単に不眠や眠気、または作業能率を低下させるだけでなく、気分を落ち込ませる、肥満や高血圧、さらに糖尿病などの生活習慣病の原因ともなり、症状や病気を悪化させることもある、疎かにしてはいけないことです。しかし、睡眠障害を持つの多くの方は、睡眠の正しい知識や教養、生活習慣を身につけることで改善が行えることもありますが、安易な対応をする方も少なくありません。
本大学は、広く子供から大人まで、正しい睡眠知識を学んで実践し自分の健康的を維持する、睡眠の知識を広げ睡眠で健康になることを目的として、検定はあります。入門編から1級までの内容は以下のようになります。
・入門編
受検資格 : 制限なし
試験方法 : ○×式で10問を出題
制限時間 : 5分
合格基準 : 正答率が80%以上とする。
出題範囲 : 睡眠学入門ハンドブックより、睡眠健康大学に掲載されたコラムなどから
合格証書 : 個人名の入った合格証書をWEB上で画像で発行します。
受検料 : 無料
・3級
受検資格 : 入門編合格が望ましい
試験方法 : ○×式で30問を出題
制限時間 : 15分
合格基準 : 正答率が80%以上とする。
出題範囲 : 医療・看護・介護のための睡眠検定ハンドブックより第1章睡眠の科学的基礎の分野を軸に出題します。
合格証書 : 合格証書をWEB上で発行、印刷は受検者自身が行います。
受検料 : 500円
・2級
受検資格 : 3級合格が望ましい
試験方法 : ○×式で60問を出題する。
制限時間 : 30分
合格基準 : 正答率が80%以上とする。
出題範囲 : 医療・看護・介護のための睡眠検定ハンドブックの第1章と第2章、睡眠知識の応用と指導を軸に出題します。
合格証書 : 精細な合格証書と顔写真の入れられる合格証をWEB上で発行、印刷は受検者自身が行います。
受検料 : 1000円
・1級
受検資格 : 3級合格が望ましい
試験方法 : ○×式で80問を出題する。
制限時間 : 40分
合格基準 : 正答率が80%以上とする。
出題範囲 : 医療・看護・介護のための睡眠検定ハンドブックの第1章と第2章、第3章睡眠障害とその予防を軸に出題します。
合格証書 : 当機構の押印のある合格証書を発行します。精細な合格証書および顔写真の入れられる合格証をWEB上で発行しますので、発行後印刷は受検者自身が行います。
2級や1級と級に受検することも可能ですが、やはり入門編から順に受検し合格し、3級、2級、1級と進むのが望ましいです。検定内容は二者択一となりますので、クイズ形式で気軽に堪えることが出来、他の睡眠に関する資格を持つ人など、ある程度の知識を持つ方ならば、それほど合格は難しくないでしょう。合格後はデジタルの合格証書が発行されますので、それを印刷すると良いでしょう。
入門編は1日何度でも挑戦することができ、3級から1級までは日付が変わると再受験可能です。
睡眠健康指導士と睡眠検定の違い
これら2つはどちらも日本睡眠教育機構が認定している制度です。睡眠健康指導士は、各地の会場で講義型式により睡眠知識を習得し、講義修了後の認定試験に合格すると、睡眠健康指導士の資格を得られます。
睡眠健康指導士は、睡眠知識を得て、自己の睡眠を良くし、また身近な会社や社会で、正しい睡眠知識の相談などができる人を育成する目的で作られた資格です。特に睡眠健康指導士の上級講座は、知識だけでなくアウトプット研修を行うなど、実際の活用のための育成も行ないます。
睡眠検定は、全国どこにいても、いつでもオンラインで自己の睡眠知識レベルの確認ができる、客観的な評価をするための検定です。睡眠健康指導士が、自己の睡眠知識を向上させていくために、または確認するために、睡眠検定に挑戦されることも、日本睡眠教育機構では推奨しています。
睡眠検定は、民間の団体が設けている検定であり、国家資格や民間資格ではありません。手軽にオンラインで、睡眠に関する知識を確認することを目的としています。このために、ご自身でどれぐらい知識を理解しているか、自分のレベルを知るのに役立つ検定なのです。入門編からありますので、まずはこのレベルから挑戦すると良いでしょう。
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